おもちゃのサブスクは、購入して所有するのではなくレンタルで借りて利用することと理解すると分かりやすいです。別におもちゃだけに限った話ではありませんが、昔はレンタルとかサブスクといった利用は自前で買うことに比べて一段劣るというか、欲しいけれども買うだけのお金がない人が、やむを得ず利用するものといった固定観念を持つ人もまだ多いかもしれません。ですが、最近では世の中の考え方そのものが大きく変わりつつあります。広い意味では地球環境問題とか資源問題にも関係しているかもしれませんし、それとは別に生き方の問題かもしれませんが、必ずしも身の回りにある全ての物について所有することに拘らなくてもよく、所有と借りることとをうまく使い分けてメリハリをつければよいのではないかという考えです。

自己所有の住宅を持って初めて一人前かそれとも賃貸住宅でも良いかとか、自家用車のレンタカーの他にも、CDやDVDあるいはもっと日常生活に密接したものまで、今では借りて使おうと思えばできる時代であり、おもちゃのサブスクもその一連の流れの中にあると言えます。まだ小さい子供のうちから、このおもちゃは借りているもので、いわば大勢の他の子供たちと一緒に使うものだから、壊したり無くしたりしないように大事に使い、次に遊ぶ子供が気持ちよく使えるようにしましょうと言うことは、もしかするとその子供の将来の人生にとって非常に大事なことなのかもしれません。